アサヒビール大山崎山荘美術館
 
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MINGEI×LANDSCAPE PRODUCTS
民藝とランドスケープ・プロダクツの出会い

2003年1月7日(火)~3月30日(日)
新館「地中の宝石箱」(安藤忠雄建築)内


 オリジナル家具の展開や多くのショップ等のインテリアデザインにより、多方面で注目を集めているランドスケープ ・プロダクツ。この気鋭のデザイン集団代表の中原慎一郎が、自身のデザインのルーツのひとつであり、現在のインテリア・シーンの中であらためて注目されつつある「民藝」の魅力を、それらの地理的・時間的な傾向を踏まえた上で、“モダン”という視点から展示を構成します。
 また、民藝の魅力をより多面的に捉える試みとして、民藝運動の中で生まれた作品からインスピレーションを得た家具を、ランドスケープ・ プロダクツが新たに制作。日常使用される家具と、日常使用する器に美を見い出した作家たちの作品を一体化させることで「もの」の組み合わせのおもしろさを表現し、同時に家具に装飾を加えることの可能性を提示します。
 その他、ミッドセンチュリーにデザインされた家具類や中原氏がセレクトした国内外の民藝品も、アサヒビール大山崎山荘美術館の所蔵品と組み合わせて配置されます。

MINGEI×LANDSCAPE PRODUCTS
                    民藝とランドスケープ・プロダクツの出会い
バーント・フルーベリ 『花生』 『鉢』 『碗』
濱田庄司 『白釉紋打黒流描角皿』
 
バーント・フルーベリ 『花生』 『鉢』 『碗』
濱田庄司 『白釉紋打黒流描角皿』
 

ギャラリートーク
館内ツアーをランドスケープ・プロダクツの中原慎一郎が行う。
日時 2003年2月14日(金)、15日(土) 
両日とも14:00より 
(13時~受付開始先着30名様)
出品作家名
-中原慎一郎-
(有)ランドスケープ・プロダクツ代表。
1971年、鹿児島県生まれ。1998年にランドスケープ・プロダクツをスタート。デザイナーとしての活動をはじめ、「イームズ・デザイン展」(2001)の会場構成、プレイマウンテンでの「ポール・ランド展」「アレキサンダー・ジラード展」の開催など、モダンデザインへの深い造詣を生かした活躍が多方面で注目されています。
-LANDSCAPE PRODUCTS(ランドスケープ・プロダクツ)-
中原慎一郎を中心に1998年にオリジナル家具を製作するデザインチームとして発足。
現在は店鋪、オフィス、住宅などの内装デザインも行う。東京・千駄ヶ谷に はショップ「プレイマウンテン」を構え、オリジナルの家具を中心に、国内外を 問わず独自の視点で選んだ品々を取り扱っている。http://www.landscape-products.net/
内装例:
2001 ユナイテッドアローズ/一部什器、ヒステリック・グラマー
    /店 舗(渋谷、大阪)
2002 マイスター/店舗(目黒)、坂崎タケシ事務所/オフィス、他 多数

睡蓮2002:蒼の彼方へ
~クロード・モネ×廣瀬智央~
2002年9月18日(水)~12月15日(日)
新館「地中の宝石箱」(安藤忠雄建築)内

左上:クロード・モネ「睡蓮」(1914~1917年) 右上:廣瀬智央「Milano1999」
真上:廣瀬智央「カリアリ1998」
左中:廣瀬智央「Atlantic1999」 右下:クロード・モネ「睡蓮」(1914~1917年)
真下:H絵画+空
左下:廣瀬智央「Bパエーゼ」 右下:廣瀬智央「蒼の通路」
 印象派の巨匠クロード・モネ(1840-1926)は、晩年パリ郊外ジヴェルニーに居を構え、睡蓮を浮かべた池に日本風の太鼓橋を掛けた庭を作りました。
 彼が、生涯の集大成のモチーフとして描いた「睡蓮」。花そのものだけでなく、池に映り込んだ空や流れる雲、風にゆれる柳や木漏れ日、葉の上にあふれる光の反射など。その様々な瞬間を、画面一杯に広がる水面上に再現し続けたのです。
 本展は廣瀬智央によって構成されています。廣瀬はイタリア・ミラノを拠点として、日本、タイ、オーストラリア、ヨーロッパ各地でインスタレーション(空間全体を呈示する作品)を手掛けるアーティストです。
 「二度と同じ空に出会えない。だから今その瞬間を見たい。」
 廣瀬智央は、日々見上げるといつもそこにあり、そしてまた常に移り行く空の蒼さの瞬間に注目しました。モネの「睡蓮」との対話を通した二次元の蒼い色から、誰もが思い起こすそれぞれの空の記憶と想像力へのアクセスを容易にする蒼を探ります。
-廣瀬智央:ひろせさとし-
1963年東京生まれ。多摩美術大学卒業。イタリア政府給費奨学生とし渡伊。ブレラ美術アカデミ-(ミラノ、イタリア)修了。主な展覧会:2002年シラクーサ市立現代美術館(シラクーサ、イタリア)、2001年 プロジェクト304 (バンコク、タイ)、シドニー現代美術館(オーストラリア)、ルイジペッチ現代美術センター(プラトー、イタリア)、2000年 小山登美夫ギャラリー、広島市現代美術館、シンデルフィンゲン市立美術館(シンデルフィンゲン、ドイツ)、1999年 佐賀町エキジビット・スペース、1998年 水戸芸術館、など。
出品作品
クロード・モネ「睡蓮」5点、「アイリス」1点、計6点
河井寛次郎「海鼠薬片口(なまこぐすりかたくち)」、李朝「呉須角水滴(ごすかくすいてき)」、廣瀬智央「蒼の通路」、「パエーゼ・デラ・ルーチェ(光の国)」、「空」写真12点

関連プラン
ギャラリートーク 計2回・9月27日(金)、28日(土)・14:00~
本館の館内ツアーを廣瀬智央が行います。(13:00より本館受付で整理券を発行します。先着30名)
メール・プロジェクト「空に旅をさせよう」
蒼い彼方への旅は展覧会後も継続します。本プロジェクト参加者には展覧会終了後、イタリア・ミラノから蒼い空を旅したポストカードが手もとに届きます。
同時開催ワークショップ きむらとしろうじんじん~焼立器飲茶美味窯付移動車~
計4回・9月19日(木)、20日(金)、22日(日)、23日(月・祝)・11:00~

水の流れ、水の重なり
~Settled Waters~須田悦弘展
2002年6月4日(火)~9月1日(日)
本館/新館「地中の宝石箱」(安藤忠雄建築)内


 ざわざわと暮らすわれわれの耳元に思いついたように一陣の風が吹く。その瞬間ふと目にとまる、たおやかな花の姿。須田悦弘の作り出す草花は、ひそやかに存在します。
 本展では、現在日本国内のみならず、海外展でも活躍中の須田悦弘が、京都から流れる木津川・宇治川・桂川の三川が淀川に合流する地点、大山崎において、「水」をイメージしたインスタレーションを本館、新館全体に展開いたします。

出品作品
クロード・モネ「睡蓮」、「日本の橋」、尾形乾山「百合」他
須田悦弘「百合」、須田悦弘「雑草」他
ギャラリー・トーク
2002年6月29日(土)、7月27日(土)いずれも午後2時~本展の館内ツアーを須田悦弘氏が行います。(午後1時から本館受付で整理券を発行します先着30名)

   
 

人のかたち
~ピカソ、モディリアーニ、ジャコメッティから現代の作家まで~
2002年3月19日(火)~6月2日(日)
新館「地中の宝石箱」(安藤忠雄建築)内

 激動の時代20世紀。芸術の世界もまた時代の動きと無縁ではありませんでした。印象派の誕生から今日の美術まで、20世紀の美術運動の中で、さまざまに追求された人の存在と、そこに表現されてきた「人のかたち」。
 本展覧会は、現在「モネ展」巡回開催中(アサヒビール(株)所蔵のモネ3点を貸出)の、名古屋市美術館(愛知)、川村記念美術館(千葉)のそれぞれの館蔵品より、選りすぐりの作品を交換、開催するものです。さらに、ギャラリー小柳(東京)の協力も得て、20世紀主要作家の感性が捉え、人間の本質への問いかけが最も簡潔に表現された、20世紀の「人のかたち」をご覧いただきます。
 芸術家たちの瞳が見つめる先にあったものは何か。本展に出品された作品は、いずれもまるで削ぎ落としたかのように、背景を持たず、静かなたたずまいの中に描かれたシンプルな「人」の姿ばかりです。芸術家の作品に表されたこのモデルたちは、その時一体何を見つめ、考えていたのでしょうか。そしてこれからの21世紀、表現される「人」のかたちは、どこに進むのでしょうか。
 ぜひ、あなた自身の「かたち」を見つけてください。


アサヒビール・アート・ワークショップのご案内(終了しました)
~世界中のお茶を介して人と人をつなげよう~  
「青空茶室 大山崎茶藝」 
モディリアーニ「少女の肖像」
モディリアーニ「少女の肖像」
(oil on canvas 91.4×60.3cm)

ザンダー「people1:10」
ザンダー「People1:10」
(3D Bodyscan of the original person, FDM Fused Deposition Modelling Fast Prototyping ABS〈Acryl-Nitryl-Butadien-Styrol〉 高さ18.7cm)

出品作品 (計14作品)
アメディオ・モディリアーニ「立てる裸婦(カリティアードのための習作)」1911-12
舟越桂「かたい布はときどき話す」1988
荒川修作「自画像」1967
パブロ・ピカソ「シルヴェット」1954
ジャン・デュビュッフェ「チョコレート氏」1950
コンスタンティン・ブランクーシ「眠れるミューズⅡ」1922/76
アルベルト・ジャコメッティ「ベニスの婦人Ⅷ」1956
アメディオ・モディリアーニ「少女の肖像」1917-18
ホアン・ミロ「窓辺の人物」1935
ホアン・ミロ「若い女性」1966
ホアン・ミロ「若い女性」1973
アントニー・クラーヴェ「グレコ賛歌」1965
カリン・ザンダー「People 1:10」1999
クロード・モネ「睡蓮」1914-17
協  力
名古屋市美術館、川村記念美術館、ギャラリー小柳

なごみの麦酒盃(ビア・マグ)展
2002年1月22日(火)~3月17日(日)

 日常において家族や友人と囲む温かな食卓に欠かせないビールは、人々のなごみの場に欠かせないものであり、我々の暮らしに彩りを添えています。
 日本でビールが飲まれるようになったのは江戸時代末期以降のことですが、今日我々が使用するビア・マグも、近代ビールの発祥の地であるドイツや中欧諸国からの影響を受けています。ビールの飲まれる国それぞれ独自の感性が反映されているといえます。また醸造所の数や規模の事情に加え、ビール産業の巨大化などの歴史的背景によりその形は変化してきました。
 ビア・マグには硝子、磁器、陶器、金属、木など、様々な素材やデザインが見られます。気分や雰囲気によって選ばれたり、季節感を演出するための小道具とされたりすることもあります。
 この本展では、アンティークから現代作家までの、アサヒビール株式会社所蔵作品であるビア・マグやピッチャーの、目で見る麦酒のおいしい形をご紹介致します。
ドイツ 塩釉ビールマグ三種
ドイツ 塩釉ビールマグ三種
出品作品
バーナード・リーチ、濱田庄司ほか
ビア・マグ、ピッチャー、ビア・ジョッキ 約50点
協  力
大森寅之進、新潮社

大森寅之進コレクション大森寅之進コレクション
アサヒビールOB大森寅之進コレクションを中心にして
現代作家の作品今回のひとつのコーナーに現代作家の作品を紹介しています。アサヒビールが新潮社との試み「個性派ビールと陶芸家の出会い」シリーズで取り上げたビア・マグ10点ですが、これらは日本独自の感性の表現であると言えます。(「SINRA」「週刊新潮」などに掲載)

空間のコンポジション 
 ~クレー、カンディンスキーそしてモネ~
2001年11月27日(火)~ 2002年1月20日(日)

 藤本由紀夫(サウンドアーティスト)がクレー、カンディンスキー、モネの絵画から受けた印象を音と空間全体で表現。視覚と聴覚で絵画を捉える試みの展覧会です。

 1920年代。2人の偉大な画家クレーとカンディンスキーは、共にドイツのアートスクール、バウハウスで抽象絵画のコンポジションなど、前衛芸術について学生を指導しました。その頃カンディンスキーは、印象派の作家であるモネの「積みわら」連作の中に、自分たちの抽象作品に類似した音楽的な構造がみられる事を発見し、大変な衝撃を受けたと書き残しています。
 ここに藤本由紀夫は着目しました。
 本展は、二次元の「絵画」と藤本由紀夫制作の「音」が、空間を構成する展覧会です。静謐な音と色彩の交響楽的効果の演出をお楽しみください。

クロード・モネ「睡蓮」
クロード・モネ「睡蓮」(1907年)

藤本由紀夫氏
藤本由紀夫氏
-藤本由紀夫-
1950年名古屋生まれ。大阪芸術大学音楽学科卒。
80年代半ばよりサウンド・オブジェの制作を行う。音を形で表現した作品を個展やグループ展にて発表。その作品をつかったパフォーマンスを行うなど、空間を利用した独自のテクノロジーアートの世界を展開している。本年第49回ベニス・ビエンナーレ美術展日本代表作家に選ばれた。

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