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アサヒビール大山崎山荘美術館では、2004年11月10日(水)より2005年1月23日(日)まで、『INDEXLESS-ノブのないドア』日比野克彦・宮永愛子展を開催します。
日比野克彦のダンボールの作品と宮永愛子のナフタリンの作品を、山荘の中に、名品と共に展示することで、そこに封じ込められた時間を開き、新たな局面を現出させることを意図しています。

本館は、本年開催された国の文化審議会で、登録有形文化財に新規登録されるなど歴史息づく建物として、またアサヒビール株式会社の所蔵する、モネ、ドガ等印象派を中心とする名画のコレクションや、河井寛次郎、バーナード・リーチ等民芸運動に関わった作家の陶器を中心としたコレクションで知られています。その環境を存分に活かした今回の企画は、ここでこの時しかみることのできない、特別なものとなります。

ジャンルを超えた活動で知られる、日本を代表するアーティスト日比野克彦はダンボールの作品を中心に出展を予定。他方2004年「京都府京都美術工芸新鋭選抜展」(京都文化博物館)で優秀賞を受賞するなど、新進気鋭の作家である宮永愛子はナフタリンの作品を中心に構成。二人の、形の変化する作品の形態を逆にいかしながらの展示をこころみます。本館では、両方が一度にはっきりみることは永遠にできず、ナフタリンが消えていくと中に入った日比野の作品がみえたり、ダンボールに隠された宮永の作品があったりするなど、双方の特質を活かしたコラボレーションもご覧いただけます。

陶器を身近に感じて育ち、陶器との差異に目を配りながら制作を行う宮永は、自身も影響を受けたというルーシー・リーと対峙。形に変化はなくとも様々な様相をみせるリーの陶器と宮永のナフタリンでできた変化する器の間を観客は通り、それらの時に思いをはせることができます。また、リーが生活の糧にしたというボタンにオマージュする作品も展示。リーの生活の局面にも光を当てます。

新館においては、モネの睡蓮の作品と、宮永がつくる本館の池の睡蓮の葉をかたどったナフタリンの作品、そして間をつなぐ日比野の橋の作品を同時に展示し、消えてゆくはかない時間と永遠にみえるかのような時間を橋渡しします。それは光、記憶、時間を追求した印象派の作品に新たな見え方を与えることになるでしょう。そして、そこにあった時間と今の時間との交差する場となります。

手をつけずに淡々とすぎていく時間、忘れられているけど確実に流れている時間に注目し、ひきだそうと思っても引き出せないものたちを、この展覧会に出会うことによってひっぱりだせるようなきっかけになればと考えます。それゆえ、メモリー番号をなくした検索行為、ひきだすことのできない記憶という意味をこめ、『INDEXLESS』展と名付けました。

また期間中には作家自身がひらくワークショップとして、『自分のINDEX本をつくろう』という内容も予定しております。それは真っ白な本であり、観客が刻々と変化する作品の写真を瞬間に留め、自分でINDEXをつけていくというものです。ノブのないドアは自分で開け方を探さなくては開けられません。より多くの方に積極的にご参加いただくことを願っております。

  The main theme of this exhibition is "Time", consisting of the O-Yamazaki Museum collection (ceramic wares and European paintings) and works by two contemporary artists: cardboard works by Katuhiko Hibino, and naphthalene works by Aiko Miyanaga.

Aiko Miyanaga, fresh and promised, has utilised volatile nature of naphthalene for her pieces. Her works diminish day by day, changing their forms, and will disappear in the end. This process is reflection of time passage. Her works also make contrast with ceramic wares and paintings that imply permanence. Impressionists such as Claude Monet and Edgar Degas tried to capture light, memory and time in their paintings. Lucie Rie's pottery is permanent by its nature. With these pieces side by side, Miyanaga's works are an attempt to face time going by and future lying before us.

Katsuhiko Hibino, one of the most prominent artists in Japan, is known for his various style activities. This exhibition focuses on his "Bridges" works. His bridge connects between the old building of the Museum, which was built in the late Taisho and early Showa period and registered as cultural property, and the new building designed by Tadao Ando, an architectural giant. This connection between old and new buildings is a bridge between two different "Time", and also a symbol of bridge which leads us to the future. There are also collaborative works by Hibino and Miyanaga that gradually alter in shapes. For instance, Hibino's piece emerges as Miyanaga's one diminishes. Or Miyanaga's work is hidden inside of Hibino's.

In this exhibition, the focus is on passage of time, which can never be stopped but just flows quietly. This is an attempt to find out our lost memories and time, which are impossible to search for, or "indexless". By doing this, we face our own time and index it by ourselves.
 
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