アサヒビール大山崎山荘美術館
 
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ジョルジュ・ルオー《聖顔》
絵画海外

制作時期
1929年
サイズ
縦46×横64cm
  • ジョルジュ・ルオー《聖顔》1

作品解説

画業の初期には道化師や娼婦などの社会的主題に絶望や怒りを織りこんだ作品を制作していたルオーは、1912年ころからキリストの受難や聖書の場面など、宗教的な題材に多くとり組むようになります。「聖顔」のテーマもそのころから描かれ始めました。十字架を背負うキリストの顔をぬぐった布にその姿が鮮やかに残されたという、聖女ヴェロニカの伝説から着想を得たことがうかがえます。

作者について

ジョルジュ・ルオー

Georges Rouault

1871-1958

フランス、パリ生まれ。ステンドグラス職人の徒弟を経て、美術学校でギュスターヴ・モローに学びます。1903年ころから道化師や娼婦などの社会的主題を手がけ、のち宗教的な題材をとり上げるようになりました。

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