飛ぶ鳥、跳ねる鹿、仏塔、井戸……バーナード・リーチの作品のなかによく登場する主題が見られる陶板で、どの絵も画力確かなリーチによる、達者で詩情あふれるものです。アサヒビール大森工場[東京、2002年閉鎖]竣工時の記念として制作され、工場の入口を長きにわたり飾っていた作品です。陶板の一面には、ビール工場にちなみホップの絵も描かれています。
香港生まれ。幼少期を京都、彦根で過ごし、イギリス帰国後に美術学校で学び、1909年再来日、白樺派と交流。1920年濱田庄司と渡英。現地で築窯・作陶し、1922年リーチ・ポタリーを設立。イギリス陶芸界を牽引しました。