アサヒビール大山崎山荘美術館
 

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きょうの庭園情報

2021月4月7日
  • 季節の庭

今日は清々しい晴れの大山崎です。
美術館の庭園の木々は、若葉が芽吹き始めました。

ソメイヨシノの時期は終わりましたが、ギョイコウザクラが咲き始めました。開花したばかりの花は淡い緑色ですが、徐々に黄色に変化していき、やがて花びらの中心部が赤く染まっていくのが特徴です。

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サトザクラは今が花盛りです。

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レストハウス前のシダレザクラは、まだこれから楽しめそうです。

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シダレザクラの木の下では、ひっそりとシロヤマブキが花盛りを迎えています。

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美術館では、「開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より」を開催中です。展覧会とともに、庭園散策も合わせてお楽しみいただければ幸いです。

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講演会「モネの《睡蓮》とプルースト」

2021月4月4日
  • イベント&ワークショップ
  • 展覧会

本日は、ただいま開催中の展覧会「開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より」の関連イベントとして、講演会を開催いたしました。

講師に京都大学名誉教授吉川一義氏をお招きし、「モネの《睡蓮》とプルースト」と題して同時代に生きた二人にまつわるお話をいただきました。

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モネとプルースト、二人をつなぐキーワードとしてモネの「連作」に焦点をあて、本展に出品中の作品を交えながらご紹介をいただきました。

モネは、本展出品作である《エトルタの朝》(1883年)のころから、同じ場所で同じ対象を何度も描くようになり、これがのちに、時とともに変化する光や色調を「連作」としてキャンバスにとらえることへと発展します。

プルーストは、モネが連作にとらえた移ろいゆく光景をことばで描いているといいます。プルーストの長編小説『失われた時を求めて』には、数多の芸術家やその作品への言及がありますが、モネについては展覧会や友人のコレクターのもとで目にしたプルースト自身の体験が昇華され、あえてその名を隠しながらみずからの小説にきらめくようなことばの数々としてとりこみました。

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目に見えない時間を、キャンバスという空間を用いて可視化したモネと、小説によって可視化したプルースト。時のうつろいをめぐるふたりの表現を比較しながらご紹介いただき、お客さまからの満足度も高い講演会となりました。

本展覧会にあわせて、プルースト文学のなかに「隠された絵」をぜひ探してみてくださいね。

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テラスからの桜

2021月3月31日
  • 喫茶室&ショップ
  • 季節の庭

今日はすっきりと晴れ、暖かい一日になりそうですね。

美術館2階の喫茶室テラスは、館の絶景スポットのひとつです。この時期、庭園・芝生広場の桜と新緑をお楽しみいただくことができます。遠景には川をはさんで「背割提」の桜も望むことができます。

テラスは喫茶室として使用していますが、喫茶を利用しなくても、出入りしていただくことができます。(テーブル席は喫茶ご利用の方用ですのでご了承ください)

美しい大山崎山荘からの風景を眺めながら、静かなひとときをお過ごしください。

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*公式Facebookでは動画でお伝えします!

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庭園開花状況―ソメイヨシノが満開です!

2021月3月30日
  • 季節の庭

きょうの庭園の様子をお伝えします。
芝生広場内のシダレザクラは散ってしまいましたが、ソメイヨシノが満開になりました!

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庭園には、アヤメ科の「シャガ」の群生地も。
白地に青や黄色の模様の入った美しい花が、あちらこちらに見られます。

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レストハウス前や、天王山側に建つ栖霞楼(せいかろう)の横の桜が、だんだんと咲き始めました。こちらはまだ2分~3分咲きです。

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美術館では企画展「開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より」を開催中です。うららかな春のお散歩に、どうぞお越しください。

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夢をめぐる展 ご紹介その1

2021月3月30日
  • 展覧会

ただいま、展覧会「開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より」を開催しております。

いま名品として多くの人々に親しまれている絵画は、かつて芸術家たちが成功を夢みて、そして新たな表現を追いもとめてうみだされた彼らの夢の精華ともいえます。

本展では、当館蔵品のなかから、印象派の画家クロード・モネをはじめとする巨匠たちの絵画と、かつて白い宝石とよばれ珍重された東洋磁器を夢みて、試行錯誤の末に誕生した17-18世紀のデルフト陶器などを取り上げ、それらが誕生した背景にある「夢」をめぐります。

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展覧会最初の絵画は、クロード・モネ《エトルタの朝》1883年。

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エトルタはフランス・ノルマンディー地方の街で、象の鼻のような奇岩がみられ多くの芸術家たちを魅了した地です。モネは何度もエトルタに滞在し、時間とともに移ろいゆくさまざまなエトルタの風景をのこしています。

舞台や稽古場で踊り舞う踊り子たちの姿を多く手がけたエドガー・ドガは、「踊り子の画家」とも称されます。

踊り子を中心から外して描く大胆な構図や、緊張や弛緩まで捉えた自然な肉体表現は、日本の浮世絵に影響を受けているともいわれています。遠い異国の表現を研究しながら、踊り子たちの一瞬の動きを絵にとどめました。

※ドガ《ばら色の踊り子》(1878年)は516日までの展示です。

本展に出品の《エトルタの朝》や《ばら色の踊り子》が制作されたころ、「印象派」の彼らは当時の美術的な評価からは一切の目も向けられない不遇の時代にありました。いつの日か成功することを夢みて、集い、制作をつづけた彼らは、芸術の世界に新たな風を巻き起こしていくこととなります。

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