アサヒビール大山崎山荘美術館
 

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ブログ記事一覧

水仙が見ごろです

2019月2月10日
  • 季節の庭

暦の上では春を迎えていますが、まだまだ寒い日が続いています。

冬晴れが続く3連休、当館のお庭を散策してみるのはいかがでしょうか。

冬に咲く花といえば、水仙すいせん

当館の庭園では、水仙が見ごろをむかえています。

実はこの水仙、少しひっそりとした場所に咲いています。広いお庭の中で皆さまに見つけていただけるよう、道順をご案内したいと思います。

まずは芝生広場にあるうさぎの像、バリー・フラナガンによる作品《ボールをつかむ鉤爪の上の野兎》を見つけます。

DSC03393.JPGうさぎの像向かって右側に、階段があるのでこちらを途中まで下ります。

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右手斜面を見ると......

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一面の水仙が!

幾重にもかさなった花びらが見事です。冬空の下、けなげに咲く姿に心癒されます。

白い水仙の花言葉は「神秘」。厳しい寒さの中でも美しい花を咲かせる水仙には、神秘的なものが感じられます。

また、花の近くでは爽やかな香りも楽しめますよ!

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開催中の「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」と併せて、冬の庭園もお楽しみください。

(K)

「櫛・かんざしとおしゃれ展」ご紹介 その3

2019月2月2日
  • 展覧会

本日は大変ご好評をいただいております、「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」から、山手館の展示についてご紹介いたします。

山手館では象牙や鼈甲(べっこう)、蒔絵に加え、ガラスや金属、茶金石(ちゃきんせき)といった珍しい素材の櫛・かんざしも展示しております。江戸時代の日本にもガラスを加工する技術はありましたが、櫛に使われるような薄いガラスを作ることは難しく、板ガラスは輸入品に頼っていました。《楼閣帰帆図銀装ガラス鼈甲(べっこう)櫛》は、高価な輸入品である板ガラスに希少な鼈甲(べっこう)を組み合わせた、贅沢な櫛といえるでしょう。

ガラスに銅を混ぜた茶金石(ちゃきんせき)は江戸時代に流行した素材です。《茶金石櫛(櫛立付)》はつつましやかな茶色の中に、銅の細鱗がきらきらと金箔のように輝いています。

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1月29日から後期展示となり、山手館の浮世絵は34点すべて前期とは異なる作品にかわっておりますので、前期展示期間にお越しいただいた方も新たな作品との出合いをお楽しみいただけるのではないでしょうか。鼈甲(べっこう)の櫛・かんざしと、鼈甲(べっこう)のかんざしを身に着けた女性の浮世絵が隣合わせになっているなど、櫛・かんざしと浮世絵を関連付けて展示している箇所もありますので、ぜひ注目してみてください。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

(K)

櫛・かんざしとおしゃれ展 オリジナルスイーツのご紹介

2019月1月25日
  • 喫茶室&ショップ
  • 展覧会

本日は「櫛・かんざしとおしゃれ展」会期中に、当館の喫茶室限定でお楽しみいただけるオリジナルスイーツをご紹介します。

本展では、日本の工芸の粋を凝縮し、江戸時代の女性たちを華やかに彩った櫛・かんざし、そして当時のおしゃれの様子を伝える浮世絵を紹介しています。​

オリジナルスイーツはリーガロイヤルホテル京都さん考案のもので、2種類の絵柄をご用意しております。

<「櫛・かんざしとおしゃれ」展限定スイーツ​ さぎ文様フロランタンセット>

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本展の目玉作品、尾形光琳による《(さぎ)文様蒔絵櫛》をモチーフにしたフロランタンと、フィナンシェ2種(チョコ・紅茶)のセットです。​

<「櫛・かんざしとおしゃれ」展限定スイーツ 梅文様フロランタンセット>

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小ぶりな梅の花が愛らしい《梅花文様漆絵象牙櫛》をモチーフにしたフロランタンと、フィナンシェ2種(チョコ・紅茶)のセットです。

アーモンドの香ばしい香りとチョコレートの風味が楽しめるフランスのお菓子"フロランタン"に櫛の模様を施しました。粋で華やかな日本の櫛と伝統あるフランス菓子が融合した一品です。

当館へお越しの際には、ぜひ喫茶室にもお立ち寄りいただき、長い伝統を誇る西洋菓子と日本文化の融合に心を寄せてみてはいかがでしょうか。

皆さまのご来館をお待ちしております。

(K)




「櫛・かんざしとおしゃれ展」講演会

2019月1月19日
  • イベント&ワークショップ

大寒を迎え、冷え込みがひときわ厳しくなって参りました。

本日は、現在開催しております「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」の関連イベントといたしまして、ポーラ文化研究所シニア研究員の村田孝子氏に「黒髪の美しさと櫛・かんざしの世界」と題したご講演をいただきました。

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本講演では、浮世絵に描かれた女性の姿を中心に、江戸時代のおしゃれについてお話をいただきました。

江戸時代のファッションリーダーは「遊女」であり、彼女らの髪型を一般女性がこぞって真似をしたということです。

遊女の中でも、江戸の遊女は沢山のかんざしを放射状に刺し、関西の遊女は地面と平行になるようにさす傾向があるそうです。浮世絵のように12~16本ものかんざしをさすと、その重さは6kgにもなるとのこと。「おしゃれは我慢」とは言いますが、遊女の美しさの裏には相当な忍耐があったのでしょう。

また、江戸時代の女性が欲しがった3つのアイテム「一櫛二帯三小袖」の「櫛」とは鼈甲(べっこう)櫛のことだそう。本展にも多く展示されている鼈甲(べっこう)櫛は高級品であり、女性たちのあこがれだったことが分かります。

質疑応答の時間には多くのお客様から質問が挙がり、櫛・かんざしへのときめきに溢れたひとときとなりました。
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ご好評をいただいております「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」は2月24日(日)まで開催しております。

皆様のご来館をお待ちしております!

(K)

「櫛・かんざしとおしゃれ展」ご紹介 その2

2019月1月14日
  • 展覧会

本日は大変ご好評をいただいております、「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」から、浮世絵作品についてのご紹介をいたします。

櫛・かんざしを身に着ける女性を描いた浮世絵を通して当時のおしゃれの様相をご覧いただけるのも、本展の見どころとなっております。

本展の浮世絵作品の大部分を占める《当勢三十二想》は、一鶯斎国周いちおうさいくにちかによる美人画の連作です。

前期展示期間(12/15から1/27)にあたる現在は、この内「風がほし想」「帰しとも無さ想」など15点を展示しています。

《当勢三十二想 風がほし想》に描かれた女性は、着物の袖をまくり、襟元を緩め、その肌をあらわにしています。扇を手にして涼を求める姿はまさに「風が欲しそう」。

彼女の美しい黒髪に、赤い飾りの玉かんざしが映えています。

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江戸時代の女性たちは、服装や装飾品の制約の中、アクセサリーである櫛・かんざしに個性を求めました。おしゃれを通して自己を表現しようとする気持ちは、現代の私たちにも通ずるものがあるのではないでしょうか。

《当勢三十二想 風がほし想》を含む前期展示33点の浮世絵は1月27日(日)までの展示となっております。

(1月29日以降も浮世絵の展示はございます。後期展示の内容となります)

皆さまのご来館をお待ちしております。

(K)