アサヒビール大山崎山荘美術館
 

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絵の花と庭の花

2017月5月5日
  • 季節の庭

当館は、夏にモネの《睡蓮》と庭園の睡蓮との競演を見られることで知られていますが、実はそれ以外にも絵と庭がシンクロすることが、たまにあります。
現在の展示についていえば、5月5日時点、思いつくだけでも3つの花がリンクしています。

そのひとつがこちら。IMG_0769.JPG・・・?
部分拡大では何が何やらさっぱりわかりません。IMG_0765.JPG

全体像です。画家後期の作品でだいぶ抽象化が進んでいるため、引きで見てもわかりにくいのですが、こちらはクロード・モネ《アイリス》1914-17年です。ジヴェルニーにあるモネ自邸の庭の睡蓮池の傍らに咲いていた、アイリスが描かれています。今回は常設展示としてお目見えしています。

そして、大山崎山荘のアイリスはこちら ↓IMG_0760.JPG

庭園のレアキャラのひとりです。ぜひ見つけてみてください。アイリスの花の香りは香水に使われていることも多いですね。ただ、悲しいかな、アイリスが咲いているのは立ち入りができない区域なのです。

そこに救いの手が!IMG_0756.JPG

本館前のつくばいに、こんな風流なものがありました。ぜひ、近づいて胸いっぱい香りをすいこんでみてください。つくばいの花はあったりなかったり、内容が変わったりもしますので、今だけのお楽しみです。

(A)

漱石と京都展 期間限定ケーキ&ドリンク

2017月5月3日
  • 喫茶室&ショップ
  • 展覧会

気持ちの良いお天気が続いていますね。

本館喫茶室テラス1.jpg

こんな日は、当館自慢のテラスでお茶でもいかがでしょうか。

喫茶室では、リーガロイヤルホテル京都さんの特製オリジナルケーキをご提供しています。「オリジナル」と言うからには、他にはない限定ものです。企画展ごとに内容が変わり、数量にも限りがありますので、早いもの勝ちですよ!
(※ 予約はできませんのでご了承ください・・・)

さて、それではこれから「漱石と京都」展のラインナップをご紹介します。

まずは<桜と苺のケーキ>です。sakura.jpg

焼き菓子の中に桜の花とドライ苺を入れて焼き上げており、桜リキュールがほんのり香ります。桜咲く大山崎を訪れた漱石にちなんで、春爛漫の大山崎山荘を連想させる、華やかなケーキをご用意しました。
「宝寺の隣に住んで桜哉」 漱石
(当館HPより)

リキュールといっても香りづけ程度ですので、お子様でも安心して召し上がれます。口いっぱいに春が広がって、幸せ気分満開になれますよ。

お次は<アクア・ヴィテー命の水>です。3_【紙付き・引き】20140527_水展ケーキ 024 - 圧縮版.jpg

竹鶴ピュアモルトを贅沢に使用したサヴァラン風ケーキ&ゼリーに、ビスキュイチョコマカロンを添えました。グラスの中に冷たいシロップを入れて、お召し上がりいただきます。加賀正太郎が篤く支援した日本のウイスキーの父・竹鶴政孝と、その妻リタの物語に敬意を表した、大人のデザートです。
* アルコールを含みます
(当館HPより)

伝説の美食家 ブリア=サヴァランの名を冠するお菓子が、ウイスキーと出会ったらどうなるのでしょう?個人的には、シロップを注いだあと十分に時間を置いて、よ~く染み込ませてから食べるのがおすすめです。ちなみに、大山崎山荘の主 加賀正太郎は、大日本果汁(現・ニッカウヰスキー)の筆頭株主でした。

最後に、ケーキではありませんが、みなさまご存じ、<三ツ矢サイダー>をご紹介します。mitsuya.jpg

三ツ矢サイダーの前身である平野水は漱石も好んで飲んでいたと言われており『行人』にも登場します。当時から受け継がれる爽快感をお楽しみください。
(当館HPより)

三ツ矢サイダーの前身である「三ツ矢印平野水」は、現在の兵庫県川西市平野で採水された天然炭酸水を瓶詰にした飲料水です。漱石は自宅の冷蔵庫に平野水を常備していたとか。約100年前にここを訪れた夏目漱石に思いをはせながら、ロマンにひたってみませんか?

↓ 詳細情報です。

ケーキ単品 各550円
ケーキ・ドリンクセット 各950円
(コーヒー/紅茶 いずれかとセット)
三ツ矢サイダー 250円(単品のみ)
※ 税込、美術館入館料は別途必要

「見る」だけが美術館の楽しみではありません。喫茶室では、ケーキを味わい、その香りを楽しみ、鳥のさえずりを聴きながら、春の風を感じることができます。これも、立派な鑑賞体験ではないかなーと思うのです。
※ 喫茶室には屋内席もあります。加賀正太郎夫妻の旧寝室で、こちらもおすすめです♪

なにはともあれ、みなさまのお越しをお待ちしております!

(A)

みんなの宝物を守るために

2017月5月2日
  • その他

いよいよGWですね。お出かけの予定はお決まりでしょうか。
中には、美術館をめぐって心を充電するぞ!という方も多いでしょう。
また、新緑のなかハイキングに出かけたりなども素敵ですね。

天王山ハイキングコースの途中にある当館は、ハイキングがてら立ち寄ったりもできる最高のスポットです☆

ただ・・・

館内ではリュックサックを手に持っていただくか、前に抱えていただくようにお願いをしています。
(同じような内容を以前ブログに書いていますので、「知ってるよ」という方は読み飛ばしてくださいね)

なぜなら、館内には貴重な部材、調度品、美術品がそこかしこにあり、当たると大変危険なのです。

IMG_0733.JPG
実際、リュックサックが当たってステンドグラスが割れてしまったという事件も・・・。

IMG_0734.JPG

同じものを探し求めたのですが見つからず、泣く泣く違う色のガラスをはめています。
館内にはこのように、現代では再現が難しい貴重なものがたくさんあります。

ほかにも、100年ほど前のウィーンからやってきた下の時計、ちょっとぶつかるだけですぐに止まってしまう、繊細なハートの持ち主なんです。
傾いたまま寂しそうに止まっていることがよくありました。

IMG_0750.JPG

また、館内の貴重な作品にはセンサーがつけられていて、壁ドンしただけで警報が鳴ってしまいます(嘘じゃありません)。

本当はどんなバッグにも危険性はありますが、とくにリュックサックはふと存在を忘れてしまうのですよね。しかも背中にあるからどんなに小さくてもコントロールが難しいという・・・。
館内でリュックサックを背負っている方にはスタッフがお声掛けさせていただいていますが、やはり内心、ちょっと心苦しいのです。せっかくの休日、みんなで気持ちよく美術鑑賞していただきたいというのが本音です。

「でもリュックサックを手に持つのは重いよ・・・」という方はご安心ください!

IMG_0754.JPG

この人形の家のようなレストハウスに、100円リターン式のコインロッカーがあります。ぜひご利用ください。
また、大きなお荷物は受付でお預かりすることもできます。

***

さてさて、堅苦しいお話になってしまいましたので、これからは館内の貴重なマーブルガラスをご紹介します。
部屋ごとに色が違うので、ご来館の際はぜひ注目してみてくださいね!

IMG_0740.JPGIMG_0742.JPGIMG_0744.JPGIMG_0748.JPG

ご不便おかけしてしまいますが、文化財を修復・活用している、当館ならではの特殊事情をご理解いただけましたら幸いです。
これらの貴重な宝物は、私たちだけでなく、美術館を大切に思ってくださるみなさまのものです。
一緒に後世へ守り継いでいきましょう!

(A)

黄緑色の光

2017月4月28日
  • 季節の庭

桜や紅葉の美しさは言うまでもないことですが、実は隠れた人気を誇るのが新緑の季節です。
なにがいいって、光の色が違うんです。
薄いライトグリーンのヴェールを透過した太陽光が、庭園だけでなく、建物の隅々にまで行きわたって、美術館全体がぱあ~っと黄緑色に染まるんです。本当ですよ。

IMG_0605.JPG

まだ柔らかい若葉から光が透けて見えるのがわかりますか?
睡蓮池のほとりにある藤棚は、ジヴェルニーのモネの庭を思わせます。
花はあっという間に終わってしまうので、見られるチャンスは今だけです。

さて、ここから屋内の光を見てみましょう(! 館内は写真撮影できません)。

IMG_0572.JPG同じく睡蓮池のほとりには、安藤忠雄設計による地中館があります。
鏡のようになめらかな打ちっ放しのコンクリートが、黄緑色を映し出していますね。
時間帯によっては、天井のコンクリートに水面がゆらゆら映って、まるで水の中を歩いているような錯覚におそわれます。

IMG_0576.JPG本館のサンルームのレースカーテンの向こう側には、楓が広がっています。
朝の清々しい光は格別ですよ。

IMG_0592.JPG黄緑色の光は、屋内にも深く差し込んできて、黒い木材に映り込みます。
春は、お部屋の中にもやってくるんですね。

IMG_0599.JPGガラスや・・・

IMG_0586.JPG

池の水にも容赦なく黄緑は入り込んできます。
もっと撮影が上手ければよかったのですが・・・。本物の美しさはこんなものではありません。

日々の喧騒を離れて「自分も黄緑色に染まりたい!」という方はぜひ当館へ。
ただし、鳥たちのテンションが非常に高い時期ですので、少々うるさいかもしれません。

(A)

漱石と京都展 1万人目のお客様

2017月4月23日
  • 展覧会

昨日予告して早々に、「漱石と京都」展は1万人目のお客様をお迎えいたしました。

その幸運なお客様は・・・IMG_0535.JPG

こちらの母娘おふたりでした!
当館の副館長、事務長と記念撮影をしました。

大山崎とは川の対岸にあたる淀からいらっしゃったとのことです。
本日は初めてのご来館とのこと、良い天気に恵まれてなによりでした。
母娘で休日に美術鑑賞とは、なんて素敵なんでしょう。
良い一日を♪

(A)