アサヒビール大山崎山荘美術館
 

STAFF BLOG スタッフブログスタッフブログ

ブログ記事一覧

3/22 しだれ桜が開花しました!

2019月3月22日
  • 季節の庭

厳しい寒さも少しずつ和らぎ、春の気配を感じる頃となりました

当館の芝生広場では本日、しだれ桜が開花しました!

DSC03515.JPG

太陽の光がよく当たる上の方は3分咲き、下方にあたる枝の先は1~2分咲きといったところでしょうか。今まさに開いたかのような桃色の花の、控えめな姿がかわいらしいです。

DSC03507.JPG

しだれ桜の見ごろは例年3月末となっています。

今後も随時、桜の開花状況をアップしていきますので、お楽しみに!

(K)

バーナード・リーチ展が開幕いたしました

2019月3月21日
  • 展覧会

本日より、「没後40年 バーナード・リーチ展 -山本爲三郎コレクションより」が始まりました。初日から多くのお客様にお越しいただいております。

近代陶芸を代表する陶芸家バーナード・リーチ(1887-1979)は、イギリスのセント・アイヴスを拠点としながら日本とイギリスを行き来し、各地の伝統技法を取り入れた作品を多く制作しました。また民藝運動をとおしてアサヒビール初代社長、山本爲三郎と深い親交をむすびました。

本展の目玉である《スリップウェアペリカン図大皿》(本展ポスターのメインイメージにもなっています)は、ペリカンの親鳥が己の血を滋養物として雛に与える「慈悲のペリカン」とよばれる伝統的な図像が描かれた直径43cmの大作です。リーチといえば本作のような作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。山本記念展示室にて本作と並ぶ《スリップウェアグリフィン図大皿》は、一見本作と揃物のようにも見えますが、実は制作年に22年もの開きがあるという意外な作品です。ペリカンとグリフィンが向き合う姿にはかなりの迫力があります。

当館所蔵作品の軸である山本爲三郎コレクションから、約100点のリーチ作品を一挙にご覧いただけるまたとない機会となっております。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

(K)

2月25日~3月20日 休館のご案内

2019月2月26日
  • 休館情報

「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」は、大盛況のなか2月24日をもって閉幕いたしました。

寒い日が続くなか、多くのお客さまにご来館頂き感謝申し上げます。

2月25日(月)~3月20日(水)は本館改修工事および展示替えのため、休館となります。

長期の休館となり申し訳ございません。

なお、3月21日(木・祝)より企画展「没後40年 バーナード・リーチ展―山本爲三郎コレクションより」を開催いたします。

陶芸家バーナード・リーチは、イギリス人でありながら幾度となく日本を訪れ、多くの佳作をのこしました。そして、当館所蔵品の軸である山本爲三郎コレクションを築いたアサヒビール初代社長、山本爲三郎とリーチの間に親密な交流があったことは、コレクションに多くのリーチ作品がみられることを見ても明らかでしょう。

本展では山本爲三郎コレクションを中心に、約100点のリーチ作品を一挙に公開いたします。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

(K)

「櫛・かんざしとおしゃれ展」ご紹介 その5

2019月2月17日
  • 展覧会

本日は大変ご好評をいただいております、「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」から、本館2階の展示についてご紹介いたします。

本館2階の展示室3・4では、当館コレクションの核である山本爲三郎コレクションより、濱田庄司、河井寬次郎、芹沢銈介ら民藝運動の中心となった作家による陶磁器や掛軸を展示しています。

DSC03410.JPG

その中でも今回注目していただきたいのが、柴田是真による《漁村風景》。

柴田是真は漆工、絵画の両方に長け、漆芸家でありながら画家としても活躍しました。和紙に色漆で絵を描く「漆絵(うるしえ)」を発展させた人物でもあり、《漁村風景》も「漆絵」の技法で描かれています。そして、柴田是真は「櫛・かんざしとおしゃれ展」で展示中の《扇文様蒔絵櫛》も手がけています。柴田是真の漆芸家としての仕事と、画家としての仕事、両方をご覧いただくことができます。

改めて《漁村風景》を見ると、藁ぶきの屋根に見える白色は雪でしょうか。今の季節にぴったりのお軸です。寒さの中にもくらしの息づかいが伝わってくるような漁村の様子が、のびやかに描かれています。こちらの作品は2階に上がってすぐ右手、展示室3にございます。1階の特別展だけでなく、2階の展示もご一緒にお楽しみください。

本展も残すところ1週間となりました。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

(K)

「櫛・かんざしとおしゃれ展」ご紹介 その4

2019月2月11日
  • 展覧会

本日は大変ご好評をいただいております、「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」から、本館1階山本記念展示室の展示についてご紹介いたします。

山本記念展示室では、「四季の彩り」「長崎・南蛮文化」「名匠が描いた職人技」「家紋と日本地図」など、テーマごとに櫛・かんざしを展示しています。

DSC03387.JPG

「名匠が描いた職人技 羊遊(ようゆう)(さい)」では、多くの佳作を残す名匠、原羊遊斎の手による櫛を集めています。

羊遊斎は大名家御用達の職人として活躍し、華やかな櫛を手がけました。《(やぶ)柑子(こうじ)文様蒔絵櫛》は、江戸琳派の祖である酒井抱一が下絵を手がけ、羊遊斎が制作した豪華なコラボレーション作品となっています。

また、羊遊斎は《長崎出島風景図蒔絵鼈甲櫛》など同時代の風景をも櫛の題材として用いており、古典柄からモダンな絵様まで幅広く手がけた人物と言えるでしょう。本展には、山本記念展示室以外にも羊遊斎の櫛がありますので、探してみてくださいね。

DSC03388.JPG3.JPG

また、「四季の彩り」では、《燕と夏草文様蒔絵象牙櫛》にぜひ注目してみてください。

3羽の燕をななめ上から見下ろすように描かれており、広げた羽と背中が見えます。そしてこの裏にも同様に燕が描かれているのですが、今度は後ろからのアングルで描かれ、腹を見せているのです。本来、櫛は髪に「立てて」使うもの。立体としての魅せ方に遊び心が効いた作品です。(本作の裏面は写真パネルにてご覧いただけます(上写真)。表面は実際に展示室でご覧ください!)

本展の会期も残すところ約2週間となりました。

女性たちのおしゃれへの飽くなき探求に応えた、小さな櫛に凝縮されている圧倒的な職人技を、ぜひご覧ください。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

(K)