大山崎山荘美術館は、「本館」と「新館」のふたつの建物より構成されます。
本館 大正から昭和初期にかけて趣味人加賀正太郎がつくった洋館
新館 日本を代表する建築家、安藤忠雄氏設計のコンクリート打放しのモダンな建物

本館の玄関部


大山崎山荘美術館の建物 その1

本館は、実業家加賀正太郎が自らの山荘として設計、建てたものです。山荘は大正時代に木造で建てられたのち、昭和初期に増築されました。

第一期山荘は、欧州旅行より帰国した加賀がイギリスの炭鉱主の家を参考に設計したといわれています。この部分は現在では玄関に名残りを残すのみとなっております。

増築は、規模、棟数とも、最初の工事を大幅に上回り、今日の山荘の姿ができあがりました。上棟部はイギリスのハーフティンバー工法による建物で、構造は鉄筋コンクリート造、屋根部分には鉄骨組みがなされています。オープンカフェとして現在使われているテラスも、この時につくられております。

時は移り平成に入り、天王山麓の大規模開発が計画され、付近の環境破壊が心配されました。天王山周辺地域の景観を保全したいという京都府、地域の方々の熱意に応え、アサヒビールは京都府、大山崎町のご協力を得て山荘を保存することとしました。できるだけ多くの人々にお喜びいただけ、また足を運んでいただけるよう、美術館としての活用を提案。建築家安藤忠雄氏に山荘の修復、新館の設計を依頼しました。

写真提供:加賀之


 
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