アサヒビール大山崎山荘美術館
 
COLLECTION 所蔵品所蔵品

黒田辰秋《貝象嵌色字筥(かいぞうがんいろじはこ)
工芸木工

制作時期
1928年
サイズ
縦28.08×横21.8×高さ13.3cm
  • 黒田辰秋《貝象嵌色字筥(かいぞうがんいろじはこ)》1

作品解説

本作は、黒田辰秋の初期を代表する作品で、三國荘のテーブルに置かれました。貝の象嵌(ぞうがん)で「色」の一字を中央に置き、麻の葉文など和の意匠が周囲を埋める美しい仕上がりで、山本家で大切に保存されてきました。後年黒田は、青く光るメキシコ産のアワビ貝を用いた耀貝(ようがい)螺鈿の技法を確立し、茶器や手筥などに展開をみせますが、若き日の労作《色字筥》に早くも技の完成を見てとることができます。

作者について

黒田 辰秋

Tatsuaki Kuroda

1904-1982

京都府京都市生まれ。塗師であった父の仕事場で木漆工芸を独学で学びます。1927年柳宗悦が提案した上加茂民藝協団に青田五良らとともに参画しました。1970年重要無形文化財「木工芸」保持者に認定、翌年紫綬褒章受章。

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